リアル精神と時の扉 ; 密着中南米生活時事モール

肩書に頼らない本物の漢を目指しいつのまにか中南米生活十数年。現地時事ネタをベースに日本人の視点をお届けします。

何故日本人は生産性が低い(低いと言われる)のか?

終電で自宅へ帰宅する事が常態化していませんか?

未だにスポーツ根性・気合論が大好きな(特にご老人)日本人。

働き方にまでそれらの精神論を持ち込んでいないでしょうか。

 

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長時間残業を行う / 寝ていない = 賞賛される社会に対して、

私は昔から疑問を抱いておりました。

これまで中南米での駐在歴約10数年。数か国を支店長として歴任。

様々な人種の部下を持ちながら、

各国のビジネス慣習と日本との違いを直接経験して参りました。

その事から、日本人の時間の使い方に疑問を持つようになったのです。

例えば、中南米で残業を行う人はまずいません(中にはいます)。

 

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私も日本で働いていたことがあります。

その際は終電で戻る事も多々ありました。

つまり公私の区別が曖昧で、

メリハリのない悪循環に当時は陥っていたのだと痛感します。

 

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 話はやや飛びますが、ドイツに数年赴任していた同僚の経験は参考になります。

彼らは就業時間に業務をきっちり終え

その後の飲みにケーションなどもない。

無駄な会議も少ない。ここが大事です。

日本人には一見ドライに思えるかもしれません。 

しかしながら、一人当たりの労働生産性は非常に高い。

欧米の文化と日本は異なりますし、盲目に彼らを賞賛するつもりはありません。

むしろ、日本人ならではの慣習や付き合い方も大切にしていくべきだと思います。

 

一方で働き方や時間の使い方に公私の区別に関しては、

我々も他国に学ぶ点はないでしょうか。

そしてもう少し、人生の中で自由であっても良いのではと思います。