*不幸せな日本・幸せなラテンアメリカ*
平均して約2~3万人/年間の自殺者が出る日本。
そして鬱やパニック症候群、過呼吸に不眠で苦しむ多くの人も。
5月病という独特の表現や、
日曜日夜の国民的アニメの時間帯に,
翌日月曜日からの出勤を“憂いてしまう不思議な国民性。
未だ日本は経済で豊かでありながらも、
幸福度ランキングなる世界調査では常にドンケツを争う。
一方のラテンアメリカ。
同じ幸福度調査では毎回ランキング上位にそれぞれが食い込む。
中南米諸国は決して経済的に豊かではありません。
各国平均的に国民の約70%以上が所謂貧困と分類され、
その末端は日本のそれ
(西成、神奈川のドヤ街や沖縄のスラムと比較しても)とは異なり、
さらに最下層にいる人たちは明日生きるか死ぬかとの表現も誇張ではなく。
それでもアンケートにおいて幸福な人々が多いと言うのは何故でしょうか。
特殊なのは日本かラテンアメリカなのか?
これまでの経験から個人の推察を述べていきます。
相対的に知能が高い人は鬱を発症しやすく、
人生に対して悲観的に陥りやすいという研究結果が多くあります。
つまり目先の事ではない遠い将来までを見通し、
時に不必要な事柄・事象まで思い至り自分を追い詰める結果、
脳が疲弊し、現実に対して嘆きやすい性質を招く。
知能の高い人は繊細で壊れやすいとも言えます。
そして古くから様々な災害と向き合ってきた日本は諸行無常。
当たり前の日常もいつか雲散霧消となる現実の世界。
日本の歴史は多くの教訓、備え、準備の必要性を日本人へ説いてきました。
現実に東アジア系(日韓中)は、
知能テスト(偏差値ではない)で常に世界上位にある事実。
そしてこの知能と鬱や自殺率との相関や、
楽観的な考えのみでは生存を脅かされてきた日本の環境と風土。
それに加えて幸せという感情すら、
何か大っぴらに出来ない社会属性も日本は持ち合わせています。
ここに、単に幸福度なるアンケートでありながら、
日本人と国家の持つ価値観や幸せに対する捉え方の特殊性を見いだせるのです。