リアル精神と時の扉 ; 密着中南米生活時事モール

肩書に頼らない本物の漢を目指しいつのまにか中南米生活十数年。現地時事ネタをベースに日本人の視点をお届けします。

☆国が無くなるという事 (ベネズエラやその他中南米での生活経験を通して)☆

 

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*朝起きたら治安と水が当たり前のように担保されていない。

*治安の関係上外を出歩く時はなるべく腕時計を外し、現金をあまり持ち歩かない。

*強盗に合う際の保険として財布を二つ持ち歩く。

*年に数度は国家非常事態宣言が発令される。

*なるべく夜20時以降は出歩かない。繁華街なんてもってのほか。

*高校生含む子供の通学は“必ず”親が車で送り迎えをする。

*警察が信用できず、時に犯罪グループと共犯者で誘拐などにも加担する。

*刑務所は機能せず、殺人を犯した者でも世間一般のホテル暮らしと変わらない。

*未成年~大学卒であっても、大半の女性が生活苦から性産業に従事している。

*1日に約100名前後が殺人事件で命を落とし

(例;メキシコの年間殺人事件2019年は約3万件以上)、

 5秒に一度は女性が性的被害にあう(例;コロンビアでの統計)。

*日中であっても一人では絶対に入ってはいけない地区が近隣に複数ある。

*週に1度は居住区の外から銃声が聞こえる。

*人通りの多い通りであっても、マリファナを吸引して歩く人が少なくなく、

 それら特殊な臭いが鼻につく事が多い。

*地下鉄へ乗車する際には治安面で覚悟が必要。居眠りなんてとんでもない。

*流しのタクシーは治安面で誘拐等注意が必要故、極力使用しない。

*物を落としたら小物であっても物の数十秒で消失する。

警察署へ届けるなどまず聞いた事が無い。

*人を疑うところから人間関係がスタートする。

*家(部屋)に入るまでに2重、3重のセキュリティーを通過しなければならない。

*比較的自分に近い知人・友人が強盗被害や、中には殺人に巻き込まれている。

*知人・友人などへお金を貸す(懇願される)頻度が格段に増える。

*通りを十数分歩くだけで複数の物乞いと出会う。

 

と、書きだしたらキリがありませんが、

決してこれらは大袈裟な出来事ではありません。

上記の内、いくつの項目が日本では当てはまるでしょうか。

生まれた時から当たり前のように存在しているものが実は大変恵まれている事で、

日本以外の環境においては渇望され手に入らない物だったりします。

例え数日の海外旅行であっても、

日本を離れてこそ、その良さを実感する日本人は多いと思いますが、

そのような生存環境を守ってきた偉大な祖先に敬意を払い、

我々も同様の環境を次世代へしっかりと残していきたいものです。

 

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